Save My LIFE

他人を省いて自分を生きる

お金は「どうでいいことの排除」に使う。お金持ちより「リッチ」を目指しましょう。

お金の使い方が上手になれば、自分の収入を他人と比較して一喜一憂するマインドから解放されます。

他人に任せられる「どうでもいいこと」を排除して、自分にしかできないことのための時間を買うためにお金を使う人こそが、単なる金持ちにとどまらない「リッチ」な人です。

この記事を読めば、
・あなたがリッチになる方法と考え方。
・そのための具体的なアクションプラン。
の2つが学べます。

また、
・なぜお金持ちじゃ足りないのか?
・なぜ時間を買うべきなのか?
ということについても、一定の答えが見出せるはずです。


【人類はみずからの機能をアウトプットしながら発展してきた】

有名な学説なので、皆さん一度は聞いたことがあるかもしれませんが、人類の文明の発達のメカニズムを説明する仮説として、
「ヒトはみずからの機能を体の外に出し、それを道具として使って効率的に作業を進めることで、今現在の文明までたどり着いた」
という考え方があります。

例えば、コンピュータは人間の計算能力をマシンという形で外に出したものですよね。
そして今では、人類はそうやってみずから出力した道具に生かされている、言わば「道具の奴隷」に近い状態なのかもしれません。
言葉のであり、これ自体が問題とは言いませんがね。

【人は今、AIロボットで「人間そのもの」をアウトプットしようとしてる】

こうして、人類はみずからが肉体を使って行ってきた様々な仕事を、「道具という分身」の力で効率化してきました。
このように考えると、文明の進歩が「AIロボット」に行き着くのは必然的だといえます。
「人間の機能のアウトプット」
が文明の進歩であるなら、それが最後に行き着く先は
「人間を作ればよくね?」
という発想であることは、想像に難くありません。

〈AIはヒトの脳を調べるために興った〉

ところで、あなたはAI研究のきっかけが何だか知ってますか?
利便性のためだと思った方は、残念ながら間違っています。

AIは今でこそ私たちの生活に役立つツールですが、その誕生のきっかけとなった目的は「ヒトの脳の模倣」でした。
なんでそんなことを目指したかと言えば、脳を調べるために、生きているヒトの頭をカチ割るわけにはいかないからですね。

だから、生身の人間の代用品として、電子部品でできた「破壊可能な脳」を作ろうとしたわけです。
ロボット技術の興りもこれと大差ありません。

なぜ、こんな話をするのかわかりますか?
このエピソードを知っておくと、
「なぜ、ヒトは機械に仕事を奪われてしまうのか」
がはっきりとわかるからです。

そもそも、AIとロボットは人間の模造品を目指して作られてきた存在です。
それが今では、最初に説明した「文明論」に乗っかって、「便利な道具」を目指すルートに入っているわけです。
便利な道具であるためには、AIロボットは生身の人間を越えることが義務です。
ツールを目指す以上、そこにしか存在価値はありませんから。
そしてその義務を果たすように、AIロボットは着々と人間の代用品としての機能を獲得して、社会進出を果たしているわけです。

つまり、AIロボットは科学と文明との結婚が生んだ、人類の子供みたいなものです。
人類が自力で目指せる文明技術の終着点でもあります。

文明がここまで発展してきた事実からわかる通り、人類はずっと「自分のアウトプット」に成功してきました。
過去を基準に現在を語るべきではないかもしれませんが、それが今更失敗に終わるとは到底思えません。
「できるまでやれば全ては成功できる」
とも言われます。
人類は今回の賭けにも勝つことでしょう。
AIロボットが席巻する未来は確実に待ち構えています。
よって、AIロボットと張り合うようなマネはよしましょう。

ちなみに、わたし個人としては、
AIロボットの理想形は「メイドロボ」にあり!
と考えています。
今流行りの「スマート家電」の類は、メイドロボの完成へと向かう過渡期なのではないですかね。
素直に流れを受け止めて、先ずはスマート家電との共存を図っていきましょう。


【文明の利器をやり取りするために使われるのが「お金」】

さて、話を戻します。

文明は人間の機能を外に出した副産物ですから、道具が仕事を始めてくれれば、その分人間はヒマを持て余すことになりますね。
そんな「ヒマな時間」が単に便利なだけの「文明の段階」を、工夫の施された「技術の段階」への押し上げていきます。

「哲学はヒマな時間が生んだ」
とはよく言われますが、哲学は技術をも生み出します。

そもそも大雑把に言えば、哲学は「人生や人類の目的」を考える学問ですよね。
哲学がこれらに一定の答えを出したなら、人々はこぞってこれを志すようになります。
近年では『嫌われる勇気』がベストセラーになり、「課題の区別」というテーマが人々の人生に浸透しつつあります。
これだって、同じような流れです。

哲学は人生に目的を与え、人生の目的はそれを志す決意を形作ります。
志す決意は生き方に工夫をもたらします。

例えば、奴隷を持つことが裕福の証であれば、侵略のために兵器を開発するという工夫が生まれます。
自由な時間を持つことが幸福の証であれば、ショートカットのために計算機やコンピュータを開発するという工夫が生まれます。

お金の流れが滞りなく回っていくのは、こうした技術とその結果が、
人々に娯楽を楽しむ時間をもたらすからです。
と同時に、その時間は彼らが文明の利器を買って、仕事をそれらに任せることができているからこそです。
つまるところ、お金は文明の利器を買って仕事から解放されるための「権利証」のようなものなのです。


〈現代の資産はお金じゃなくて信用〉

技術がブレークスルーを起こす度に、ヒトは何度も仕事を失ってきました。
有名な産業革命の時代にも、「機械打ちこわし運動」として知られる「ラダイト」がありました。
そして、そんな時代が訪れる度に、人々の間では哲学が脚光を浴びてきました。

今、哲学書である『嫌われる勇気』がベストセラーになっているのも、AIロボットに対する人々の危機感の表れかもしれません。
人々は哲学の中に答えを求め始めています。
「工夫の時代」の始まりです。
あなたは、自分の人生をどんな工夫をこらしたデザインにしますか?

私は「お金以外の資産形成」こそが、誰にでもできて誰もが必要とする工夫だと考えています。
難しい話ではありません。
あなたが商品やサービスを買って、そのためにお金を払う時にも「お金以外の資産」がやり取りされてる側面があります。

例えば、私たちが洋服を買う時、大半の方はユニクロに直行するかと思います。かく言うわたしもその口です。
なぜ私たちが他でもないユニクロを選ぶかと言えば、その理由は「安く買えるから」で済む程度のものではありませんよね。
その他にも、
・品質に信頼がおける!
・ここで買えばすべてが揃う!
・日本一の企業のひとつ!
などの多くの理由があるはずです。
(そもそも、最近のユニクロ製品は値上がりしてますしね)

さて、上記の三つに共通してみられる「わたしたち消費者の心理的な動き」はなんでしょうか?
答えは「信頼」「信用」などの「信じる心の働き」に他なりません。
つまりは、「信用」が健全なお金の流れを形作っているのです。

これは私たちが「個人で稼いで生きていく」ことを考えた時、非常に重要なトピックになります。
考えてみて下さい。
SNSYouTube、ブログなどで収益を出している人たちのコンテンツには、必ず多くのフォロワーが付いてますよね。
なぜフォロワーが彼らをフォローするのかと言えば、そのYouTuberやブロガーの発信する情報には価値があるという一定の「信用」があるからですよね。
要するに、ネットを使って稼ぐとなったときには、お金を稼ぐよりも「信用を稼ぐ」ことが収益に繋がるのです。
このような文脈においては、お金の発生は「ただの結果」です。直接的に目指すことのできるものではありません。必ず信用を迂回します。
大切なことですから、しっかりと覚えておいてくださいね。

ここまで読んで、
・工夫が文明の利器を生み出す。
・お金は文明の利器を通じて時間と交換される。
・これからは信用を稼ぐ時代である。
ことがわかったと思います。

一方で、現在は文明の利器の究極系であるAIロボットが作られつつあります。
ということは、これを生活に取り入れられる程度の収入を確保することが、次の時代のリッチへの足掛かりになると言えます。
次の項目では、この「リッチ」とはなんなのかを解説します。


【時間を買うお金の使い方ができると「リッチ」を名乗れる】

当たり前のことですが、どんなに多くのキャッシュを保有していたとしても、適切な使い方ができていなければ宝の持ち腐れです。

この意味で、生活の収支があっていて、そのため生活に一切困っていないならば、その人は十分にお金持ちと言えます。

ですが、それでもなお余るお金があるなら、これをただ寝かせておく手はありません。

〈投資はリターンが期待できません〉

株式投資や為替で資産運用せよ!
という話ではありません。

世の中には、大別して
①労働者
②事業家
③投資家
の三種類の経済参加者がいます。
この中で、投資家として成功するのが最も難しいとされます。
世界の長者番付を見ると、上位を占めているのはほぼ全員が②の事業家であり、③の投資家で上位に食い込んでいるのは、ウォーレン・バフェットただ一人です。
言うまでもなく、時間を切り売りしている①の労働者はランクインしていません。

つまり、お金持ちになるには事業家を目指すべきであり、私が言う「資産作り」とは、
「事業家としての資産作り」のことです。
簡単に言うと「自分の商品サービスを持つ」ということです。

これができると、働かなくてもお金が入ってくる生活が手に入ります。
お金に働いてもらって自分は有意義に時間を使えますから、お金で時間を買っていると言えます。

こうなると、自由な時間を社会貢献に使うこともでき、多くのかけがえのない人間関係もできてくるはずです。

このように、
・時間
・お金
・人間関係
の全てが揃ってる状態を、私は「リッチ」と定義しています。


【時間と引き換えに「資産の錬金術師」になる】

先に述べたように、リッチになるためには、まず「自分の商品サービス」を持たねばなりません。
そのために私がオススメするのが、以下の4つになります。

・ブログ
YouTube
・note
・動画編集スキル
・プログラミング学習

これらを使って自分のオリジナルコンテンツを作っていくことで、それらのコンテンツが勝手に働いて、あなたに収入をもたらしてくれます。

プログラミング学習だけは少々毛色が違いますが、「スキルを資産に持つ」という意味ではこれも立派な資産です。
プログラミングは今まさに需要が高まってるスキルですし、今のところ資格制ではないので供給過多になることもありません。
ブログやYouTubeなどのWebサービスを使った資産形成との相性も抜群です。
これからは誰もが動画で学び楽しむ時代ですから、動画編集スキルもバカにできません。あなた自身のコンテンツを制作する上でも必須になるでしょう。

私自身、「Progate」というサイトで絶賛勉強中です。

noteについても同じです。
継続することで多くの読者が集まってくれれば、彼らとの繋がりが金銭的にも精神的にも、あなたの人生を支える柱になります。

〈AIロボットが本格始動するの頃には、ベーシックインカムの時代が来る〉

話は変わりますが、あなたは「ベーシックインカム」という言葉をご存知ですか?
これは、人々の最低限の生活を保障するために、国が全国民に一定の金額を配布するという仕組みです。

ここまでは知っている人も多いと思いますが、そもそもベーシックインカムの存在意義がどこにあるかを知っている人は少ないと思います。
ヒントはAIロボットです。

では答え合わせです。
ベーシックインカムは、AIロボットが完全に人類から仕事を奪い切った時、AIロボットにお金を稼いでもらって、そのお金を人類に分配するために考え出された仕組みです。

どういうことかと言いますと、AIロボットが人類から仕事を奪ってしまつまら、この貨幣経済の中では人間が食べて行けなくなってしまいますよね。
そうなった時に、
「機械に養って貰えばよくね?」「むしろ安泰だよね」
と考え出されたのが、ベーシックインカムという「セーフティネット」なのです。
私が「AIロボットの理想形はメイドロボットだ!」
と言ったのは、この辺りが理由だったりします。
生身の人間が生きるための全てをお世話してくれるわけですから、まさにメイド的ではありませんか。

なんにしても、人間に仕事があるうちにベーシックインカムが運用される可能性はほぼありません。
AIロボットの働きに収入まで期待するには、もう少し待たねばなりません。
それに、機械が必要な仕事の全てをこなし、人間だからこそできる仕事が少なくなれば、ベーシックインカムしか収入源がない人と、それ以外に資産と呼べるものがある人との間で、貧富の差が出てきてもおかしくありません。

そういった意味でも、わたし達は今のうちに資産を作っておくべきなのです。

ベーシックインカム時代」までを乗り切り、尚且つその後の人生を有意義で生きがいのあるものにするためにも、個々人が独力で生きていけるだけの基礎体力はつけておいて損はありませんよね。
そのために、先ずは上記の5つの内から始めてみませんか?

わたしがブログやnote記事を綴っているのも、ひとえに人生に資産と呼べるものを持つためであります。
それが他者のためにもなることを確信してるからであります。

たとえ上記の5つから選ばなくても、他にも「自分の事業を起こす」などの道もあるでしょう。
こういう場合、わたしは一旦就職ないし転職することをオススメします。

この際の就職や転職の最適解についても、別の記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると、あなたの人生の選択の幅が広がりますよ。


【最後に】

ところで、物語のクライマックスにおいては、「風呂敷を畳む」という表現がよく使われますね。
風呂敷が畳めるためには、そもそも風呂敷が十分に広がっていなければなりません。
つまり、十分に多くの選択肢を考慮したから、適切に畳んでいけるわけです。

人生もこれと同じで、広げていない風呂敷を綺麗にたたみ上げることはできません。
視野狭窄は、奪われるばかりの人生の始まりです。
あなたの人生も、さまざまな選択肢を十分に検討した上で、望む通りに折りたたんでほしく思います。

決意し選択するプロセスには素晴らしく価値がありますが、どうか見識をおろそかにしないで下さい。
人生の答えはマルバツゲームじゃありません。
今見えている選択肢の他にも、さまざまな道を開拓する余地が必ず残っています。

わたしの書いた文章が、皆さんの選ぶ未来に良縁をもたらしたなら、こんなに嬉しいことはありません。
わたしと一緒に、後悔のない人生をデザインしましょう。

最後まで読んでくださり、有難うございました。